触るグリフ「貸し出し利用」の感染対策と表面コーティングについて

 

 

この記事では言語療法室、学校現場、放課後デイサービスなどで、触るグリフを感染対策しながら多人数利用する解説します。触るグリフは基本は「毎日自宅で行う教材」なので、数個の触るグリフを揃えて、ご家庭への「貸し出し」というカタチで使用する事が多いかと思います。触るグリフは丈夫な素材なので「貸し出し」で使いまわしても大丈夫です。

その際に、手で触れる教材なのでコロナ渦では「感染対策」がネックになっていました。また1日に多くの方が触れ続ける事で起きる「摩耗」の問題もありました。これをポリ袋を利用して30秒ほどの工夫で解決する方法です。

 

・接触感染を防いで多くの生徒や患者さんへ貸し出し利用できる

・多くの人が触れる事での教材の摩耗を防いで長持ちさせる

・触るグリフの凸部独特の刺激が合わないお子さんへも対応できる。

・多くの生徒や患者さんに利用できるコストパフォーマンスが良い。

 

 

30秒で出来るポリ袋シート利用した触るグリフの「表面保護」

薄手のポリ袋をハサミで切って1枚のシート状にして、触るグリフの上に被せると、表面コーティング(保護)ができます。この作業は30秒ほどで出来ます。ds表面をシートで覆った状態だと多人数利用が可能です。

 

ステップ1 (ハサミ,ポリ袋を用意する)

 

 

用意するモノは「ハサミ」と「ポリ袋(0.01mm)」だけです。作業時間は15秒〜30秒ほどで終わります。ポリ袋はスーパーのレジで貰えるような薄手の袋なら何でも良いです。(0.01mmの厚さの袋だと触覚刺激を損なわずに触読が出来ます)

 

 

(購入するポリ袋)

 

用意するポリ袋は、指面への伝わりやすさを考えて0.006mmのポリ袋がオススメです。

 

ステップ2(ハサミでポリ袋を切って1枚のシートにする)

 

ハサミで端を切っていきます。

 

薄さ0.01ミリの1枚のシートが出来上がりました。

 

ステップ3(ポリ袋シートを触るグリフの上に乗せる

 

ハサミで切って作った1枚シートを、触るグリフの上に被せてください。触るグリフの素材との相性がよく、静電気で吸着していきます。滑ってズレることもありません。

 

乗せるだけで大丈夫です。自然と触るグリフ(用紙)にポリシートが吸着します。

 

この状態で触読学習をしても、文字のカタチを触れて確かめる事ができます。

 

この状態でも触覚感度が良く、文字のカタチを指面で読み取る事ができます。

 

医療機関,法デイ,学校関係者の方へ

 

元々、臨床をしていた私(宮崎)からして、触るグリフを「貸し出し」で利用できるメリットは計り知れないと思います。今まではコロナ渦の感染対策などから、利用者の生徒さんごと個別でご購入いただいていました。しかし、それだと1つ1万2800円する教材などで、全ての生徒さんに導入するにはコストが高くついていました。

ポリ(袋)シートを加工した表面コーティングを施すことでこの問題が解決した事で、より多くの方に触読学習を利用していただけると考えています。ご興味がある医療機関,法デイ,学校関係などの方は是非、ご連絡ください。お待ちしています。言語聴覚士 宮崎が対応します。お気軽にご相談ください。

 

 

 

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