触るグリフ「日本語の仮名と短文と漢字」シート
触るグリフは、立体化凸パターン文字に「視ながら手で触れて,音読する」触読プログラムです。教材を利用してご自宅でも実施できます。「字形の記憶」「文字と音との連合記憶」「単語の一纏め記憶」の順に記憶形成します。「読み」に対しては流暢性と自動化を促し、「書字」に対しては文字の記憶定着を促します。臨床研究の結果や原理は「製品資料(効果と原理)PFD」をご参考にしてください。
触るグリフ開発の経緯~原理と効果について
こちらの動画では、触るグリフ開発の経緯から、読み書きLDの特徴、他大学と連携して行っている臨床研究の結果について詳しく解説しました。38分ほどの動画ですが、これを見ていただくと、触るグリフの事、読み書きLDの事、臨床研究に基づいた効果原理について分かるかと思います。是非、参考にしてください。
使い方や適応については、お気軽にご相談ください。言語聴覚士(宮﨑)が対応します。
製品一覧(日本語文字教材)
標準タイプの触読版シート 24枚+説明書+評価シート(12800円,税込み)
【触読版+説明書+評価用紙】:標準タイプの触読版シートです。小学2年生までに習うすべての文字と仮名が入っています。ディスレクシアを含めた、様々な文字の読み書きの問題に利用できます。特にディスレクシアを原因とする「文字を読むと疲れる」「文字がスムーズに読めない」「漢字やカタカナが覚えられない」といった問題の改善に有効です。
小学1年生レベルの触読版シート24枚+説明書+評価シート(12800円,税込)
【触読版+説明書+評価用紙】:小学1年生で習う「平仮名」「カタカナ」「漢字」で構成されたシートです。文字の読み書きの土台部分をきっちり定着される事に向いています。仮名レベルや基礎漢字レベルでの読み書きの問題などを抱えるお子様にも最適です。「標準版」から小学2年生で習う漢字シートを減らしてカタカナ単語のシートを増やしています。
読みの自動化と流暢性を促す触読版シート(継続教材)12800税込
触るグリフ「日本語の仮名と漢字と短文シート(標準版)」と「小学1年生版シート」の継続教材として「読み」に特化した触るグリフを開発しました。標準版・小学1年生版シートで読みの改善が見られたお子様に最適な教材かと思います。読みがスムーズでなかったり、読むと疲れるお子さんに最適です。
小2~小6の漢字を中心とした触るグリフ |(継続教材)
触るグリフ 日本語シート(標準版)と日本語シート(小学生版)の継続教材として、漢字を中心とした触読版シートがあります。(小学2年~3年、3年~4年、4年単体、5年~6年)というセットで販売しています。短文レベルで漢字の「意味」と大まかな「外形輪郭」を学んだ後に、大きめの漢字のカタチと構造を触読学習します。効率よく、漢字を覚えることが出来ます。
日本語シートの利用対象者
利用対象者 | 読み書きの問題 (児童) | 読み書きの問題 (大人) | 一般児童・成人 |
文章がスムーズに読めない | ◎ | ◎ | ◯ |
文章を読むと疲れる(易疲労性) | ◎ | ◎ | ◯ |
漢字やカタカナが覚えられない | ◎ | ◎ | ◯ |
書字が崩れる | ◯ | ◯ | ◯ |
日本語の仮名(ひらがな・カタカナ)・漢字の読みに問題を抱える方、また漢字が覚えられない方などに向いています。ディスレクシア以外で読み書きの問題を抱える方にも利用できます。
【触るグリフ利用の参考になる解説記事】「子供のディスレクシア」「大人の軽度ディスレクシア」「ディスレクシアの漢字学習」などをご参考にしてください。
実施の流れについて
ディスレクシア(発達性読み書き障害)を含めた読み書きの課題は「読み」と「書き」のどちらも苦手な場合や、「読み」は比較的保たれているけど、カタカナや漢字の定着に課題がある「書字」を中心とした問題など、様々なパターンがあります。
基本シート以降は、その子の特性に合う触るグリフを選んで実施する流れになります。(ただし「書字」のみ困難に見えても、検査すると「読み」にも課題がある場合は多いです)
触読学習の効果検証について
2023年から2024年にかけて、私(宮崎)は、呼称速度障害と仮名レベルでの読み書きに困難を抱える重度の読み書きLD児童ら8名(読み困難8名、書字困難4名、平均年齢 10.4歳)に対して、触るグリフとは異なる造形素材と文字刺激ではありますが、同様の高さと形状で立体化した文字を用いた触読学習自体の効果検証研究1)を行いました

14回(平均日数40日)の触読学習の結果、読み困難児童8名中7名で、読み流暢性の改善と、読み負担の軽減が確かめられました。また、書字困難児童4名中4名で仮名文字の想起改善と書字負担の軽減が確かめられました。さらに新たな発見として、8名中7名の児童らのRAN課題成績が著しく向上しました。詳しくは、「(論文)触読版を利用した多感覚学習による呼称速度と読み書き機能の促進的変化について」を参考にしてください。
動画での解説(触読学習の臨床研究)
動画でも解説しています。テキストが分かりづらい方は解説動画を参考にしてください。
触るグリフの原理を解説した製品資料は以下にPDFを参考にしてください。
知的財産権(特許・実用新案・商標)について
触るグリフは、世界初の晴眼者に対する文字および文字綴りの触読学習プログラムとして特許庁から認められました。指面で触れる触知覚から文字形態や単語形態の記憶を形成する為に必要な、様々な技術的工夫が施されています。現在では2つの特許と1つの実用新案、そして「触るグリフ」という商標により知的財産権を確立しています。
メディア掲載,講演一覧
触るグリフの、メディアや講演会などでの取材・発表事例になります。いくつか代表的なものをピックアップしてリンクしています。ご参考にして頂ければ幸いです。
触るグリフ利用体験談(Twitter)
触るグリフは個人零細で開発販売しているため、広告宣伝費を一切使っていません。SNSを含めた口コミや広まっています。Twitterに投稿された触るグリフの利用体験談の一部を集めてみたので、参考にしてください。
製品の使い方
実施の様子(旧バージョンの触るグリフになります)
奥様撮影で、ご本人がYou Tubeにアップされていたので、動画を利用させていただいています。※動画に出てくるのは、初期の触るグリフですので、現在のタイプとは異なります。
ミチムラ式絵カードと組み合わせると、漢字学習効果は増します
聴覚口唱法であるミチムラ式絵カードと、触知覚学習法である触るグリフを組み合わせると、より強固かつ精緻な漢字の記憶形成が可能です。⇒ミチムラ式と触るグリフを組み合わせた漢字学習法について
購入前・購入後の電話相談サポート(無料)
触るグリフでは、購入前のご相談から購入後のご自宅での利用までをサポートするために、言語聴覚士の宮﨑が「お電話(オンライン)」で無料の利用相談や学習相談を受け付けています。
自宅での利用に不安がある方や、分からないことがある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。購入後も引き続き電話相談でサポートさせていただきます。
お電話でのご相談
メールフォームでのご相談
利用前の相談内容
触るグリフの利用相談を受け付けています。主宰言語聴覚士 宮崎が対応します。お気軽にご相談ください。
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・使い方や効果を知りたい
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