触るグリフの利用対象者
触読版学習の原理から考えて、触るグリフの効果が見込める認知学習の問題になります。
日本語文字(仮名・漢字)の文字形状と綴りの学習
日本語の仮名(ひらがな・カタカナ)・漢字の読みに問題を抱える方、また文字が覚えられない方に向いています。日本人のディスレクシアだけではなく、仮名や漢字学習を行う「外国人」の方も利用できます。
利用対象者 | 仮名文字の形状学習 | 仮名単語の綴り学習 | 漢字の外形輪郭学習 |
読み書きが苦手な児童 | ◎ | ◎ | ◯ |
読み書きが苦手な大人 | ◎ | ◎ | ◯ |
日本語文字を学ぶ外国人 | ◯ | ◯ | ◯ |
読みを鍛えたい方 | ◯ | ◯ | ◯ |
※ディスレクシアに伴う「読み書き」の問題と、ADHDに伴う読み書きの問題は、本質的に異なります。後者の方が、触るグリフご購入前に一度ご相談ください。
※触るグリフは音韻処理の問題を迂回して、文字形状・文字綴りの視覚辞書を触覚ルートから形成する学習法です。音韻処理能jを賦活するものではありません。
英単語の綴り認知と記憶の学習
触るグリフで、英単語の触読認知ができるようになると、効率的な「英語綴り認知と想起」ができるようになります。触覚から英単語の記憶塊(チャンク)を形成することで、綴りイメージの補強が可能です。これはディスレクシア訓練と同じメカニズムですが、より一般の英語学習者に向けた触読版を利用します。
利用対象者 | 英語文字の形状学習 | 英語の綴り学習 |
英単語の綴りパターンを覚えたい | ◎ | ◎ |
英文の読みの負担を減らしたい | ◎ | ◎ |
英語のスペルミスを減らしたい | ◎ | ◎ |
英文法を鍛えたい | △ | △ |
数概念と四則演算イメージ形成への学習利用
個数と数量のイメージ、また四則演算(足す・引く・掛ける・割る)で、数量イメージがどのように変化するのかを触読学習を介して学ぶことが出来ます。
利用対象者 | 個数と量 | 四則演算 |
数量イメージを鍛えたい児童 | ◎ | ◎ |
数量イメージを鍛えたい大人 | ◯ | ◎ |
文章題や複雑な計算の成績を上げたい方 | △ | △ |