読み書き検査・評価について
(株)宮﨑言語療法室では標準化された「読み書き機能検査」を実施しています。また視覚性記憶や実行機能、音韻意識、呼称速度など、読み書き能力に影響する認知機能を調べる検査も実施しています。視覚類推型の知能や聴覚性言語記憶など、学習特性を調べる事ができます。
各種検査を希望される方は、必ず事前(☎050-3556‐3047)に以下の電話番号にお電話ください。
簡易知能検査+読み書きスクリーニング検査
簡易知能検査を実施した後で、標準化された検査で「読み書き機能」と「呼称速度」を調べます。
STRAW-R(標準読み書きスクリーニング検査)
STRAW-R(標準読み書きスクリーニング検査)は日本における代表的な読み書き機能検査です。「読み」だけではなく「書字」機能のスクリーニングも出来るのが特徴です。また読み書き機能に関連する呼称速度についても、同検査に含まれるRAN課題の結果から分析できます。
簡易知能検査(レーブン色彩マトリクス検査)
レーブン色彩マトリクス検査は、視覚類推課題を介した簡易知能検査であり、非言語的な検査で、読み書きの苦手さの影響を受けにくいのが特徴です。WISK知能検査との成績相関も報告されており、読み書き障害児童の知的水準を測る簡易知能検査として利用されています。
検査料金:1時間(10000円)
簡易報告書+結果フィードバック(8500円)
※結果のフィードバックはオンラインで行います。
視覚情報処理と音韻情報処理の検査
「視覚認知過程」「構成方略機能」「音韻情報処理」の3つに分けて、読み書きに影響を及ぼす背景認知機能を調べます。
視覚認知過程検査(Rayの複雑図形検査)
視覚性記憶分析[Osterrieth法]、構成方略分析[Organization Scoring System]
Reyの複雑図形検査は幾何学図形の模写と再生を介して、視覚情報処理を調べる検査です。模写から頭の中で計画的に情報を組み立てる構成方略機能を、遅延再生描画からは、図形を正確に記憶する視覚性記憶の機能を調べる事ができます。
音韻意識の検査、RAVLT(Ray聴覚性言語記憶検査)
読み書きに関連する頭の中で保持・操作する「音韻意識」と、耳から聴いて情報を保持・記憶する「聴覚性言語記憶」を調べます。音韻処理が読み書きに及ぼす影響に加えて、耳から聴いて覚える力も把握します。
検査料金:1時間(10000円)
簡易報告書+結果フィードバック(8500円)
※結果のフィードバックはオンラインで行います。
総合的な読み書き機能検査
STRAW-R(標準読み書きスクリーニング検査)
簡易知能検査(レーブン色彩マトリクス検査)
視覚認知過程検査(Rayの複雑図形検査)
視覚性記憶分析[Osterrieth法]、構成方略分析[Organization Scoring System]
音韻意識の検査、RAVLT(Ray聴覚性言語記憶検査)
読み書き自体の機能を調べるのに加えて、呼称速度、簡易知能検査、視覚認知機能、音韻情報処理など総合的な背景機能を評価を行います。様々な角度から読み書きが苦手な原因を調べます。活かせる学習特性なども分析します。
検査料金:2時間半(休憩3回):18500円
検査報告書作成:18500円、結果のフィードバック:8500円
※結果のフィードバックはオンラインで行います。