触るグリフを利用した英語綴りの「触読学習」

触読版(触るグリフ)を「見ながら触る」学習を利用して、アルファベット(英語)綴りの認知を促します。

触るグリフでは、「見ながら触れる」触読でアルファベット綴り(英語)の学習を行います。

英語綴りの触読学習を行うことで、視認でも英語文が読みやすくなり、英単語の記憶も定着します。

触覚ルートから入力された文字綴り情報は、触覚−視覚間の情報統合を介して、アルファベット綴り(英語)の視覚辞書を形成します。

この視覚辞書が、視認時や記憶想起時にトップダウンで視覚表象系に作用することで、アルファベット綴り(英語)読字認知を改善します。英語綴りの読字認知を促進による英文読解力の向上が期待できます。また視覚と触覚いう2つのモダリティを合わせて記憶の固定・精緻化を行なうことで、英単語の記憶向上も期待できます。

 

英単語が覚えられない・英文読解が出来ない理由

英語が苦手な原因は様々ですが、一般的な知能が正常範囲の場合、英語を読むの認知処理の弱さに理由があるのかもしれません。

この認知処理の弱さは英語のディスレクシア」と定型発達者の「英語が苦手」の境界領域の問題として説明できると考えています。

以下に詳しく動画としてまとめています。

 

音韻処理能力の弱さ

英語に関わらず、文字の読字認知が苦手な人は、頭の中で文字と音を対応させる「音韻処理能力」が弱いことが特徴です。

例えば「りんご」という文字を見て、頭の中で読み方の音が自然と浮かぶ力が「音韻処理能力」です。

英語読字に求められる音韻処理能力は、日本語より高いのが特徴です。例えば、日本語の「りんご」は「り・ん・ご」と並んだ仮名をそのまま読めばいいだけですが、英語の「apple」という単語の場合は「a/p/p/l/e」のアルファベット1つ1つとは異なる読みと呼応します。

このように英語は「文字と読み(音)」の対応関係が複雑である為に、音韻処理能力が弱い人にとって負担の大きな言語なのです。しかも、日本人にとって英語は「外国語」ですので、その負担はさらに大きくなります。

 

視覚辞書の弱さ

私達は、はじめは1文字ずつ逐次読みしますが、慣れてくると文章中の単語を自動的に拾い出して、自然とスムーズに読むことが出来ます。これは頭の中に文字列(綴り)から単語を照合する「視覚辞書」のネットワークが形成されるためです。

この視覚辞書ネットワークの形成が弱い場合、意識して単語を拾う必要があるので、文章の読みがしんどいものになります。

日本人が英語を学ぶ場合、英語の「音韻処理能力」の負担が大きさが、視覚辞書のネットワーク形成にも影響を及ぼします。外国語である英語の視覚辞書ネットワークの形成は、母語である日本語と比べるとハードルが高い課題となるのです。

 

触読英語学習の訓練プログラムが「向いている人」

 

英語のディスレクシア

この触るグリフでの英語綴り学習は、目から英語を覚えたり読むことが苦手で、英語学習で困っている方に適しています。

特に音韻処理や視覚認知プロセスに弱さがある人の場合は、触覚ルートからの綴り学習は有効です。

 

・英文を読むのが苦手で上達しない

・英単語を覚えるのが苦手で覚えられない

・英文は読めるが日本語と比べて頭が疲れる

・英単語を覚えても綴りをすぐ忘れてしまう

・英文を早く読むことが出来ない

・他の科目と比べて「英語」が著しく苦手である

・英語に関わらず視覚(目)から情報を覚える事が苦手である

 

 

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